体育館内ブースではパネル展示、発電体験をはじめ、ロケットストーブを展示。屋外では、ぼくらの学校でも好評でしたMOKUBAの会製作の「発電屋台」も展示。手作りのロケットストーブや小型ウッドガスストーブを実演し、たくさんの来場者のみなさんの注目をあびました。
大勢の来場者で溢れる屋内ブースでは、発電体験の「発電エアロバイク」が、子どもたちに大人気。電気の大切さをカラダで体感です。
一方、平島代表はロケットストーブの説明に大忙し。喉が痛くなるほどロケットストーブについて語った2日間だったようです。
※詳しくはhttp://nikohaus.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-b9d8.html
火を囲み、子どもたちの笑顔があふれるナチュラルなくらしが広がるといいですね。
(レポート文・写真:広報チーム 渡辺)
エネットまつもとは屋内では他の6つの環境系グループとともに展示・体験などで出展するとともに、屋外においてもMOKUBAの会が「発電屋台」の完成をお披露目、実演展示しました。屋内はひっきりなしに親子が訪れ、屋外では通りかかった人たちの関心をわしづかみにしていました。
※発電屋台の詳しい情報はMOKUBAの会ブログでご覧ください。
屋内展示の目玉は何と言っても「発電エアロバイク」。エアロバイクをこぎまくる子どもたちの電球がついたときの笑顔が印象的でした。簡単発電のLEDと汗かき発電の60V白熱電球の発電に使う力の差をしっかりからだで体験できたようです。
展示だけでしたがロケットストーブにもかなりの人たちが興味津々。火を囲むナチュラルなくらしがもっと広がるといいですね。
また、「学校」の授業時間もあり、理科の授業を担当しました。
「ぼくらが作るエネルギー」というテーマの45分間の授業、生徒(受講者)は少なめでしたが、みなさん熱心に聞いてくださいました。
(レポート文:平島、渡辺 写真:広報チーム山本・渡辺)
●第6回学習会が開催されました。
日時:9月27日(金)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ:
1.「持続可能な社会を考える(生態循環・農業循環・都市と環境循環)」講師:宮澤 信さん
2.「太陽電池の廃棄物問題」 講師:宮澤 信さん
9月27日(金)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第6回の学習会が開催されました。今回は持続可能な社会を考える継続学習と自然エネルギーの問題点について考える第1弾「太陽電池の廃棄物問題」について宮澤さんからいろいろ教えていただきました。
1部は循環から持続可能社会を考えました。炭素循環は一般的な話題やニュースにもあがりますが、大切な窒素循環はあまり広く知られていない話題。食料問題を考える上での窒素循環の重要性を学びました。また特に循環にとって海の重要性をつくづく考えさせられました。
2部は自然エネルギーが抱える問題についてです。第1弾は「太陽電池の廃棄物問題」。シリコン系、化合物系、有機系のパネルがあることを知り、化合物系では有害(毒)物質が使われていてパネルの廃棄問題が将来起こることを、きちんと知ることができて有意義な学習会でした。
【宮澤さんのレジュメはこちら】
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
●第5回学習会が開催されました。
日時:8月30日(金)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ:
1.「環境問題からみたヨーロッパの現状と課題:ドイツ・フランスの視察報告」講師:宮澤 信さん
2.「既存砂防ダムへのスリット化改修・その意味すること」 講師:田口康夫さん
8月30日(金)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第5回の学習会が開催されました。今回は松本市の「ヨーロッパの次世代交通政策視察」の参加した宮澤さんからの報告と大町で実施されている国内最大規模の砂防ダムのスリット化改修とその意味についてを田口さんからお聞きしました。
1部はドイツとフランスの「ヨーロッパの次世代交通政策視察」の報告と考察。松本市同等の20万都市の次世代交通への取り組みはとても興味深いものでした。とくに、市街地かマイカーを閉め出すことで、逆に市民を市街地に流入させている政策と考え方にはとても共感しました。松本市でも思い切った発想の転換を実行できれば、市街地の活性化の糸口が見えてくるような気がします。
2部は毎回興味深い話を聞くことができる、川環境の専門化の田口さんの砂防ダムの話。砂防ダムの現状と課題をおさらいして、課題対策として有効なスリット化改修について考えました。大町の白沢砂防ダムで実施されているスリット化改修工事は国内最大級のものであり、この工事は今後の取り組みにとって大きな実績になることを皆で認識しました。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
●第4回学習会が開催されました。
日時:7月29日(月)19:00ー20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ:持続可能な社会を考える
1.「エコロジカルフットプリント」講師:平島安人さん
2.「世界一のエコタウン“江戸”から学ぶ」 講師:宮澤 信さん
7月29日(月・19:00-20:30)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第4回の学習会が開催されました。テーマは第3回学習会から引き続き「持続可能な社会を考える」です。1部はエネットまつもと代表の平島さんによる「エコロジカルフットプリント」という考え方を学び、2部は学習会WG代表の宮澤さんを講師に持続可能な社会を実現していた「江戸」を考えました。
1部でとりあげた「エコロジカルフットプリント」という考え方は、私のような一般の市民には馴染みのないものでしたが、今の地球や地域の持続可能性を視覚的に表してくれるものとして有効な分析方法だと思いました。
ただ、1回の学習会では詳しい内容まではなかなか理解できないものなので、後日平島代表から送られてきた下記ホームページで復習です。
●言葉の定義や考え方、具体的な内容など詳細を知るにはこれが適当です。
http://scienceportal.jp/HotTopics/opinion/206.html
以下は内容の一部です。
エコロジカル・フットプリント分析とは
エコロジカル・フットプリント分析は、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学ウィリアム・リース教授とマティス・ワケナゲル博士によって1990年代初期に開発された。人類の生態系に対する需要量(エコロジカル・フットプリント)と、生態系が1年間に再生産できる供給量(バイオキャパシティ)を比較する ことで持続可能性を考察する指標だ。環境負荷量を土地面積として表現することで、資源の有限性そして地球1個分の生活を“視覚的に”理解しやすい点が同指標の最大の強みである。
例えば、私たちの食卓に日々並んでいる米・野菜・肉・乳製品などの食料品は、その生産に耕作地や牧草地を必要とする。同様に、家具などの木材製品の木材を 供給する森林地が必要だ。このように私たちの生活を支えるために必要となる全ての土地・水域面積を合計した値がエコロジカル・フットプリントである。この値が高ければ高いほど「環境負荷が高い」ということになる。(図1参照)
2部は「世界一のエコタウン“江戸”」。江戸の優れた持続可能な社会性についての多少の情報はTVやメディアから聞き知ってはいましたが、宮澤さん教授してもらった、廃棄物が出ない江戸の暮らしや文化、教育制度、そして都市機能のすばらしさには目から鱗の内容もたくさんあり、とても有意義な学習でした。
【宮澤さんのレジュメはこちら】
次回第5回学習会は8月30日(金)、「持続可能な社会を考える」の第3弾の予定です。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)