●2014年度・第1回学習会が開催されました。
日時:2014年4月25日(金)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ:
「地球温暖化問題の最新情報(IPCC第5次報告より)」
講師:宮澤 信さん(学習会ワーキンググループ代表)
4月25日(金)、松本市市民活動サポートセンター会議室で今年度第1回の学習会が開催されました。今回は、初心に返って環境問題をテーマにした学習会です。「地球温暖化問題(IPCC第5次報告より)」を取り上げました。
気象と地球温暖化、温暖化の原因についての基礎知識や、各国の推薦科学者によって構成されるIPCCの様々な考察を学びました。
温暖化と海の関係がとても重要なことがとても印象深く聴き取れました。温暖化による世界的な気候変動の緩和は、発展途上国を中心とした経済至上主義的なグローバル化が進むなか、ほとんど困難な状況。世界は「適応」を迫られている実態についてのレポートは、とても考えさせられる事実です。
21世紀は、発展の世紀ではなく持続と反省の世紀でなければいけないと痛切に考える学習会でした。
学習会の内容はこちらのレジュメでご確認ください。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
自然エネルギーネットまつもと
2014年度通常総会
日時:2014年4月20日(日)13:30?16:00
第1部 議事
第2部 ワークショップ:エネットまつもとのこれからを語り合う
場所:塩尻市総合文化センター
4月20日(日)、塩尻市総合文化センターで2014年度の通常総会を開催。会場は11名の会員が集まり、委任状を合わせた人数は定数に達し、無事総会は成立。
会の前半は議案の審議。副代表の月岡通孝さんに議長として議事の進行を委託。事業報告、決算報告、2014年度の事業計画・予算・第2期の運営体制などを審議。全てが承認・可決されました。3年目を迎え、会としてこれからが本領発揮の活動を推進するため運営委員、代表、副代表は1期のメンバーがそのまま存続することに。
後半は「エネットまつもとのこれからを語り合う」をテーマにワークショップ形式で、出席者同士の意見交換を通して会のこれからのビジョンを見つめ直しました。今後の運営会議でビジョンをさらにまとめ、将来的には行政等に会からのいくつかの「提言」を投げかけられるまでに成長していきたいという気運が高まったと思います。
ビジョンをきちんと打ち出し、さらにいろいろなアクションを起こすことで、志を共有できる会員を増やしていきたいものです。
写真・文:広報チーム 渡辺
●第12回学習会が開催されました。
日時:2014年3月31日(月)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ:
「太陽光発電を長く安心して使うために、知っておきたいこと」
?メンテナンスフリーって本当?予期せぬトラブル事例と対策?
講師:松岡 実さん(太陽光ワーキンググループ)
3月31日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第12回の学習会が開催されました。今回は、太陽光発電利用者必聴の「太陽光発電を長く安心して使うために、知っておきたいこと」。
太陽光発電の普及にともなうトラブルの急増現状の話。太陽光発電システムの仕組みの話。実際の故障アンケートの調査報告。実際のトラブルの実例。など太陽光発電システム利用者にはためになる知識が満載でした。
後半の実発電量から不具合を診断するための日本気象協会が開発した、簡易診断システム「PV-DOG」の話はとても興味深いものでした。
とにかく、定期的な発電量のレポートづくりなどの自己管理的なメンテナンスが必要なようですね。
●詳しくはこちらのpdfをご覧ください。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
●第11回学習会が開催されました。
日時:2014年2月25日(火)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ:
「オーストリア・ドイツにおける再生可能エネルギーの現状と課題、そして松本市へのヒント」
講師:前田 仁さん(ヨーロッパ・自然エネルギーと林業視察の報告)
2月25日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第11回の学習会が開催されました。今回は、前田 仁さんのオーストリア・ドイツの自然エネルギーと林業視察の報告と松本市へのヒントです。
印象深かったのは、オーストリアで1990年代までは最も貧しい村だった「ギュッシング」が地域の再生可能エネルギーを自分たちで作りだしていく取り組みのなかで、活気のある村に生まれ変わったという報告です。森林資源の豊富なギュッシングのバイオマスエネルギーによる地域暖房が、エネルギーが水道やガスといった地域のインフラのひとつになっていることがすばらしく、信州でもできないだろうか?と考えさせられました。地域でのエネルギー生産が多くの雇用を生み出していることもすばらしいことです。
さらにもう一つすばらしいと感じたのは、再生可能エネルギーへの取り組みが、ギュッシングの豊かな自然を守るためにシフトしていることです。
後半の話題、「松本市やこの松本地域へギュッシングイデオロギーが参考になるか?」については、前田さんからの考察プレゼンテーションを受けて参加者でいろいろな意見交換。良い事例を見た後であったこともあり活発な意見交換が行われました。
前田さんが言われた「OSが違うパソコンにいくら良いアプリケーションを持ってきても使えない」がとても印象的でした。(オーストリアのすばらし事例をそのまま松本に持ってきてもきちんと根付かないことの再認です)
一般的な視察報告でない、現地の生の声を伝えてくれた前田さんの熱のこもった報告会はとても素敵な時間でした。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
2月2日(日)の午前中、松本市島立のマドリエ松本中央さんの加工場をおかりして、「自然エネルギーネットまつも」と「NPO法人 森倶楽部21」との共催事業として「ロケットストーブ作りのワークショップ」を開催しました。
参加者はロケットストーブに興味津々の9名。遠くは下伊那から見えた方もいらっしゃいました。
今回はペール缶を使った調理用コンロ・ロケットストーブへの挑戦でしたが、必要な材料と道具、さらに煙突穴の型紙はエネットまつもとの平島代表が事前に準備していたので、みなさん初めてのロケットストーブづくりでしたが短時間で完成することができました。(材料代は1台4,000円)
完成後は、会員でロケットストーブエキスパート軍団の樋口有紀さん、中野あやさん、そして木工職人で通称・粉物王子の山田義明さんがロケットストーブで調理してくれた特製玄米塩麹にんにくスープとそばホットケーキをみんなで美味しくいただきました。
*詳しくは3月発行予定のエネットまつもと通信「action4」に掲載予定です。
◎第2回目のワークショップも予定していますので、ご期待ください。