11月1日、茅野市のアノニム・ギャラリー(http://www.anonym-gallery.com/)でロケットストーブ作りのワークショップを開催しました。
10/24?11/18にかけての展示「美しさはあなたの目の中に」の中の企画として声をかけていただき、それをうけての開催となったものです。この展示のコンセプトは「見立て」。ペール缶を見立ててロケットストーブにすることに共鳴してのお声掛けでした。
当日はあいにくの雨。でも古民家を改装したアノニムには蔵があり、蔵の軒下を使うことで、雨を気にすることなく各自がマイロケットストーブ作りに取り組み、6台のロケストが出来あがりました。
当日の様子はアノニム・ギャラリーのブログでも取り上げています。
http://anonymgallery.blogspot.jp/2014/11/blog-post_2.html
ギャラリーオーナーの赤松さんとは、これからも引き続きロケストづくりや他のテーマでのワークショップを行いましょうということになりました。
また、ロケットストーブの常設展示をお願いしたところ快く引き受けていただき、時々使いながら来館者にアピールするとのことで、先日、展示用のロケストを納品しました。
(レポート文・写真 平島)
八ヶ岳や日本アルプスの素晴らしい眺めと、突き抜けるような青空、これ以上ないシチュエーションの中でロケットストーブづくりワークショップを、10月25日に開催しました。
八ヶ岳中央農業実践大学校で開催された「八ヶ岳まるごと収穫祭」に出展した自然エネルギーネットSUWAの「みんなで、森の炎を、楽しもう第2弾!」の出し物のひとつとして、開催したものです。9月の第1弾に続いてのもので、今回も午前と午後の2回実施、午前は定員+1の6名、午後は5名、計11名の参加者にマイロケストを作ってもらいました。さらに予備に用意しておいた1セット分の部品を所望の方がいて、計12台のロケットストーブがあらたに誕生となったわけです。
工程の中には、誰かに手伝ってもらったほうが安全に、容易に進めることができるものがあります。そういう場面ではお互いに手を貸したり、互いに作り方を確認しながら進めたり、見ず知らずの参加者が和気あいあいとなっていくのもワークショップのよいところですね。
(レポート文・写真 平島)
●2014年度・第7回学習会が開催されました。
日時:2014年10月31日(金)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ1:
「エネルギー問題の二面性を考える」
担当講師:宮澤 信さん(学習会ワーキンググループ代表)
10月31日(金)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第7回の学習会が開催されました。
今回のテーマは「エネルギー問題の二面性を考える」。いろいろな発電所の出力比較、そして原発、火力発電、自然エネルギーの比較について学びながら、今論議されているFIT(自然エネルギー全量買取制度)について考えました。FITの海外(ドイツ・スペイン)での実績や経過に触れ、日本の原発推進指向で自然エネルギー軽視の将来を見据えていない政策にとても問題を感じました。自然エネルギーの普及にもいくつかの課題や問題がありますが、省エネや暮らし方を含め市民がエネルギーの将来についてもっと考えなくてはいけない時期なんだと実感した学習会でした。
詳しくは下記pdfをご覧ください。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
平成26年度「四賀の未来につなぐ里山事業」【四賀林研グループ (平成26年度 緑の募金交付金事業)】緑の募金公募事業の一環として四賀林研グループ主催、自然エネルギーネットまつもと共催で松本市立会田中学校公開授業が10月27日に開催されました。
●授業のテーマ
「身近なエネルギー源:木質バイオマス」
◎1時限目は座学「自然エネルギーの重要性、木質バイオマスの身近な利用方法について、マツクイ被害木とその利用等」
・講師は四賀林研グループの藤森さん(エネットまつもとMOKUBAの会代表)とエネットまつもと代表の平島さん
◎2時限目は実演体験「発電薪ストーブ、発電なべ、ロケットストーブ、TLUD、ケリーケトル(松ぼっくり5個でお湯が沸く)バイオライト(世界最小のバイオマス発電所)、木ろうそく、無煙炭化器、立ち木伐採 等」
・講師はエネットまつもとMOKUBAの会のみなさん
●日時:2014年10月27日(月)13:30?15:30
●対象者:松本市立会田中学校全校生徒約130名及び一般参加者
●参加費:無料
◎主催:四賀林研グループ
◎共催:自然エネルギーネットまつもと(MOKUBAの会)
◎後援:松本市、松本地方事務所林務課
座学を終えた全校生徒130人が屋外会場でいろいろな木質バイオマス器具を体験。ロケットストーブ、発電薪ストーブは男子生徒たちに人気です。授業の途中から小雨まじりの寒い日だったので、暖もとれる木質バイオマス体験には最適だったかもしれません。
少人数でしたが地域の方も参加もあり四賀地区の将来について語らう場面も見うけられました。
授業最後の立木伐採の実演は大迫力、山の恵みを暮らしに取り入れるアイデアや考え方について少しでしたが触れてもらえた2時間でした。
(文・写真 広報チーム渡辺)
●2014年度・第6回学習会が開催されました。
日時:2014年9月29日(月)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ1:
「白沢砂防ダムスリット化と乳川歩き」と「南木曽土石流災害を考える」
担当講師:田口康夫さん(渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える水と緑の会・砂防専門部)
テーマ2:
「松本市自然エネルギー講座1年目の総集編(視察報告を含む)」
担当講師:宮澤 信さん(学習会ワーキンググループ代表)
9月29日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第6回の学習会が開催されました。
今回のメインテーマは「渓流と砂防ダム問題」。エネットまつもと会員で渓流保護の第一人者 田口康夫さんに砂防ダムのスリット化がどれほど川とその下流域の環境、さらには生態系の保護に有効なのかを教授してもらいました。
砂防ダムによる環境悪化をそろそろ真剣に考えなくてはいけない時だと強く感じました。さらにもう一つの話題の南木曽で起きた土石流災害についての現地見聞を通して思うのは、自然が起こす大災害を砂防ダムごときでは防げないと言うこと。災害が起きても影響が及ばない土地に住むことが重要ですし、行政はそのことについて紳士に取り組まなければいけないはずです。
1つの問題を放置することで複数の問題が積み重なっていくのが世の常です。逆に1つの問題に取り組み解決することで、将来的にたくさんの問題を未然に防げるはずです。
信州のすばらしき渓流「乳川」を歩くイベントも写真で紹介してもらいました。すばらしい清流!来年の夏は行くしかありません。すばらしい自然はそれ自体が生態の元気エネルギーです。
2つめのテーマとして、宮澤さんから昨年の松本市の自然エネルギー講座の報告をいただき、今年ー来年の講座の方向性について参加者で意見交換を行いました。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)