第6回目は、5回までのワークショップを振り返りつつ、今後の参考になる事例を有志が発表するプログラム。発表者は公募したがなかなか集まらず、エネットメンバー4人による発表となりました。聴講参加者は、三連休の初日だったこともあり数人でしたが、事例内容やテーマが個々でさまざまだったおかげで、充実した発表会となりました。
下記、4名の発表内容の概要です。
・宮澤さん
地球環境の視点からの再エネ・省エネの事例を紹介。併せて「信州省エネガイドブック(夏編・冬篇)」を紹介。
・浅輪さん
移動・交通をテーマに、「ウィーンの海外事例」「茨城県ひたちなか市の『ひたちなか海浜鉄道』の事例」「栃木県小山市の公共交通の利用促進『モビリティマネジメント』の事例」「自転車を乗りやすいまちに!プロジェクト(海外)」等を紹介。また、「エネルギーシフト工房(世田谷みんなのエネルギー)」の取り組み事例をいくつか紹介。「学校断熱ワークショップ」の話題も取り上げ、バラエティ豊かな内容。
・渡辺
課題を自分事化して一歩踏み出すための「アート(音楽・ダンス・創作・伝統の祭・舞踊など)」のチカラが重要だという事例と課題を解決に進ませるために「つなぐ人」が大事という事例を、NPOの活動を例に紹介。
・平島さん
平島さんもバラエティに富んだ内容。「パリが取り組む『15分都市』」「労働者協同組合法(ワーカーズ法)」「商業広告全廃の決定(スイス・ベルニエ市)」「ちょっと不便なスーパー(No Name store」「リビセン(諏訪市)のレスキュー活動」「心刷(藤原印刷/
松本市)」など
事例発表後の時間では、感想や今後の井戸端かいぎの展開についてを参加者で語り合いました。
文・写真 渡辺 勉
第4回ワークショップから、開放的な空間の松本市立博物館・交流学習室で開催。第5回も同じ会場でオープンワークショップ的な雰囲気で開催。エネットの会員メンバーを含め、松本市内外から12人が集まって「便利とサステナビリティ」をテーマに、グループワーク&全体対話で大いに語り合いました。
進行は、平島安人さん(自然エネルギーネットまつもと代表)が行い、グループワークでは、?自分の地域や暮らしの中で「便利」と考えることをランダムにあげ、?その中で、エッセンシャル(必要不可欠)なものを絞り込み、?全員で考えたい便利を絞り込みました。
その後、便利に内存する社会的ジレンマについて、浅輪剛博さん(自然エネルギー信州ネット事務局長)から、ミニ講座をしてもらいました。
3つのグループで発表し、結果、パソコン・スマホ・インターネットといった現代では必須となった便利について、ランダムに全体で意見交換、あれやこれやと深掘りしました。結論などはありませんが、便利をさまざまな角度から考えることで、普段の生活の中では考えることもない気づきや発見があったと思います。
第6回目の開催は、9/21(土)松本市立博物館の講堂で開催予定です。みなさんからのサステナブルな取り組みの事例発表などを考えています。より多くのみなさんの参加を期待しています。
文・写真 渡辺 勉
昨年2023年11月26日(日)、歩行者天国の松本市中町の蔵シック館で開催した第一回目のワークショップの「移動や交通について考えアイデアを出し合おう!」のテーマを継続した第2回目のワークショップを、市民活動サポートセンターで開催。生憎の悪天候の影響で参加できない方もいらっしゃって、9人ほどの会となりましたが、少人数だからこその活発な意見交換ができました。
最初は、平島安人さん(自然エネルギーネットまつもと代表)から、第一回目のワークショップの振り返りと考察を話してもらい、続いて第1部のスペシャル体験記へ。
環境活動をされている新井芙季さんから、「宇都宮のLRT(ライトレール)を体験してみました」といった内容の、宇都宮での体験記を動画なども交えて20分程紹介してもらいました。
話を聞く中で、宇都宮の都市戦略とライトレールの関係に、たくさんの新たな発見や気づきが生まれました。最初は賛成・反対の意見で二分していたそうですが、ライトレールの利用が増える中で、自家用車中心の移動習慣の変化が起こりつつあるのでは。という感想に「きっとそうだ」と共感しました。
松本においては、ライトレール導入は現実的ではないかもしれませんが、普段と違う移動手段の体験や利用経験によって、生活習慣が変化する可能性を感じました。
雰囲気も温まってきたところで、第2部は、集まった皆さんの移動につての体験&思いをランダムに語り合う時間。
パークアンドライドなど駅と駐車スペースについて、タウンスニーカーとキャシュレス決済の導入、自家用車と公共交通+徒歩の所要時間と費用の比較、シェアサイクルの利用事情と対応アプリの話、「クルマと私」街角投票調査の興味深い結果、整備がまだまだの自転車道・狭い歩道についてなど、日常生活の中では、なかなか注目されにくい移動&交通についてのよもやま話には、小さいながら持続可能な都市へのヒントがたくさんあったかなと思います。
第3回目の開催は、より多くのみなさんの参加を期待し、楽しみにしています。
文・写真 渡辺 勉
11月26日(日)、歩行者天国の松本市中町の蔵シック館で、どうする松本「井戸端かいぎ」サステナブルシティってどんなまち?の第一回目のワークショップを開催。第一回目のワークショップテーマは松本エリアの移動や交通に着目した「移動や交通について考えアイデアを出し合おう!」 。
昨年開催した“サステナブルなまちづくり「井戸端かいぎ」”を継承し、さらに議論を深め、アイデアを出し、提言や行動を生み出したいと考え、「井戸端かいぎ」を連続開催します。気づきや思いついたことを気軽に語り合うワークショップ形式での開催です。
前半は、平島安人さん(自然エネルギーネットまつもと代表)と浅輪剛博さん(自然エネルギー信州ネット事務局長・上田ビジョン会議メンバー)による、昨年の「井戸端かいぎ」の振り返りやそもそも移動や交通がなぜ重要なのか?、そして、松本市の現状は?などの解説と問いの投げかけが行われ、後半はグループに分かれてワークショップが実施されました。
後半のワークショップは、「松本の旧市内グループ」と「平成の合併前の松本市グループ」そして「広域松本平のグループ」とテーマエリアを分けて「えんたくん」方式のワークショップを実施。今回の参加者は松本エリアとエリア外の方が半々で入り交じるメンバー構成でしたが、各グループ想像以上の盛り上がりで充実したグループ対話が生まれていました。
「素敵なアイデアをプロとタイピンした実験など実施できたらいいな」と、最後に、次回開催の約束も交わし終了しました。
文・写真 渡辺 勉
5月13日(土)、生憎の曇天の中、信州スカイパーク「やまびこドーム」前の芝生広場でロケットストーブ作りワークショップを行いました。午前中に6組、午後は雨が降り出した中でしたが、なんとか4組の皆さんとロケットストーブをつくることができました。講師はエネット平島代表と渡辺。
悪天候と強風に悩まされ、パーライトの挿入には手こずりましたが、こんな時だからこその一致団結で協力し合いながら短時間で完成することができました。
風の合間を見計らい、着火のデモもできて参加者の皆さんは満足していただけたかと思います。
文・写真 渡辺 勉