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イベントレポート

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2015年度の第5回学習会開催。今回のテーマは「霞沢川砂防ダムの問題」です。
[2015.08.26]

●2015年度・第5回学習会が開催されました。
日時:2015年8月25日(火)19:00?20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室

今回のテーマは:
「霞沢川砂防ダムの問題」
担当講師:田口康夫さん(渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える水と緑の会・砂防専門部)

 8月25日(火)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第5回の学習会が開催されました。
 今回のテーマは「霞沢川砂防ダムの問題」。講師はエネットまつもと運営委員でもあるの田口康夫さん。
 学習会が始まった年から田口さんの専門の砂防ダム問題を、エネットまつもとでも長く学習してきました。今回は、朝日新聞にもクローズアップされた「霞沢川砂防ダムの問題」の実際を、取材を受けた田口さん本人から報告を受けるものでした。
 渓流環境および川の機能全体を蝕む砂防ダム。反面ダムの効果は最近の河川災害をみても予想を下まわるものばかりです。膨大な予算をつぎ込んで120年間作り続けてその整備率は22%、初期につくられたダムは崩壊しつつあります。そして、2006年から作り続けている問題の霞沢川砂防ダム、毎年作業道路を作っては、大雨で崩壊、また作り直すを繰り返すのみで当初予算以上を使ってしまっている現状、という報告を聞き本当に悲しくなるばかりです。
 ヨーロッパではこの日本の砂防事業の問題点を検証して木材による循環型のダムづくりをじっせんしているという、うらやましい話も追い打ちをかけます。

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 霞沢川の上流にある渓谷部(ゴルジュ)は本当に美しく、大水で出る土砂を谷自体が調整する「自然の砂防ダム」だという。もはや、霞沢川の砂防ダムは必要ないのではと思うのは自然なことだと思います。

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 最後に田口さん達が推進している、大きなメリットがある砂防ダムのスリッド化の話で締めくくられた今回の学習会はとにかく考えることがいっぱいでした。

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(レポート文・写真 広報チーム渡辺)

8/20(木)、地域エネルギーを考える連続ワークショップの第9回目が行われました。
[2015.08.22]

第1回はエネットまつもとの学習会としてスタートした勉強会が「地域エネルギーを考える連続ワークショップ」に発展。エネットまつもとの「MOKUBAの会」もサポートしています。

 第9回のワークショップは、松本市大手公民館にて、さとやまエネルギーの前田さんの進行で信州大学の茅野先生からの今までのワークショップの総括論点メモを紹介。(茅野先生は欠席) 
 今回のワークショップもエネットまつもとのメンバーをはじめ、松本市の環境政策課温暖化対策室、柳沢林業、金融関係者、さらにオブザーバーとして松本市の再生可能エネルギー事業計画を担当するオリエンタルコンサルタンツの方々等が参加。
 論点メモ紹介の後は、バイオマスエネルギーのプロジェクトをより良くす進めるために必要な「情報や目的を共有するために多くの人に集まってもらう方策」について参加者でランダムな討議をしました。

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 ワークショップ最終は、「松本市再生可能エネルギー地産地消推進計画策定」についての紹介もありました。今期から来期にかけての松本市の取り組みの考え方についての話を聞きました。

写真・文:広報チーム 渡辺

2015年度の第4回学習会開催。今回のテーマは「環境と経済」です。
[2015.08.01]

●2015年度・第4回学習会が開催されました。
日時:2015年7月31日(金)19:00〜20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室

今回のテーマは:
「環境と経済」世界経済と地球環境、日本との関係を考える
担当講師:宮澤 信さん(学習会ワーキンググループ代表)

 7月31日(金)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第4回の学習会が開催されました。
 今回のテーマは「環境と経済」世界経済と地球環境、日本との関係を考える。講師はエネットまつもと学習会WG代表の宮澤信さん。
 デフレ・インフレなどの経済の基礎知識、地球環境と経済の関係、TPPによるグローバル経済のもたらす環境破壊や農業問題、安倍政権の経済政策などについて、宮澤さんの講座を聴きながら皆で考え意見交換を行いました。グローバル経済が世界を動かす現在、環境経済をどのように普及するかはとにかく難題です。

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 経済発展と持続可能な社会の両立の難しさについて再認識した時間でした。

※詳しくは添付のレジュメpdfをご覧ください。


(レポート文・写真 広報チーム渡辺)

7/30(木)、地域エネルギーを考える連続ワークショップの第8回目が行われました。
[2015.07.31]

第1回はエネットまつもとの学習会としてスタートした勉強会が「地域エネルギーを考える連続ワークショップ」に発展。エネットまつもとの「MOKUBAの会」もサポートしています。

 第8回のワークショップは、松本市大手公民館にて、さとやまエネルギーの前田さんの進行で「松本市奈川地区木の駅プロジェクト」の計画説明、及び四賀地区の「四賀 木の市」構想の説明を中心に行われました。エネットまつもとのメンバーをはじめ、松本市の環境政策課温暖化対策室、四賀林研グループ、柳沢林業、八十二銀行、信州大学職員、松本市議会議員、さらにオブザーバーとして松本市の再生可能エネルギー事業計画を担当するオリエンタルコンサルタンツの方々等が参加し、意見・情報交換をしました。参加者は全員で12名。

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 2つのプロジェクト(事業)の説明を聞きながらの討議では、森林バイオマスエネルギー事業の資金調達・材料調達の難しさ、行政の関わりと補助金について、複雑に関わるステークホルダーの利害関係、将来的な事業拡大の可能性などについていろいろな立場からの自由な意見交換ができたと思います。

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 次回は事業計画自体についてのワークショップになる予定です。

写真・文:広報チーム 渡辺

7/16(木)、地域エネルギーを考える連続ワークショップの第7回目が行われました。
[2015.07.16]

 第1回はエネットまつもとの学習会としてスタートした勉強会が「地域エネルギーを考える連続ワークショップ」に発展。エネットまつもとの「MOKUBAの会」もサポートしています。
 第7回目のワークショップは、薪ボイラー、チップボイラー導入の現場を視察しながら、ボイラーの基本設計?施工を手がけた「ラブ・フォレスト株式会社」小島社長さんに、直接お話しを聞きました。参加者は全員で14名。

 最初に訪れた導入現場は、池田町ハーブセンターの薪ボイラ(100kW)。1mの薪に対応するイタリア製の薪ボイラーを大きなハーブ温室の暖房用に導入。赤松の松枯れ材を燃料にしてエネルギーの地産地消を目指した施設です。近くには薪割りビニルハウスも設置して地元の労働力の活用も期待。まだ、導入して間もなく今後の課題も検討中だということです。

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 2件目の導入現場は、大峰高原のカミツレ研究所宿泊施設「八寿恵荘」。100kwの乾燥チップボイラー(チップ乾燥機能付き)でお風呂のお湯を供給しています。湯量、湯温はもとより自動で管理されるチップの供給状態や乾燥状態のチェックも遠隔監視ができる安心運用のシステム・設備です。チップの供給も地元の業者に委託しているそうで、地域貢献度も高いボイラーです。

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 見学後、まだ建築されて間もない木の香りが漂う「八恵寿荘」ふれあいの間にて、小島社長さんにボイラー導入のAtoZ講座を開いてもらいました。参加者での意見交換後、自慢のカミツレエキス入りのお風呂も体験できたようです。(私は残念ながら入れませんでしたが)

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 バイオマスボイラー導入の基礎知識や課題、苦労、そして今後など、21年の実績をふまえた貴重なお話しを小島社長さんから伺えてとても有意義な時間でした。

カミツレ研究所 http://yasuesou.com/

写真・文:広報チーム 渡辺