●2016年度・第5回学習会が開催されました。
日時:2016年8月22日(月)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
今回のテーマは:
「原発プロパガンダ」
担当講師:平島安人さん(エネットまつもと代表)
8月22日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で2016年度の第5回学習会が開催されました。
今回は、平島さんが講師(説明役)となって、本間龍さんの著書『原発プロパガンダ』を紹介するといった学習会でした。これは電通とともに日本の二大広告代理店である博報堂の営業マンだった本間さんだから書くことができた、現場で起こっていた事実を解説した興味深い本です。
世界有数の地震大国になぜ54基もの原発が建設されたのか。国民の大多数が原子力推進に異を唱えなかったのか。「安全神話」はどのように刷り込まれたのか。それらを実現してきた数兆円におよぶ広告費を注ぎこんだ、国民的洗脳とも言うべき大広告戦略「原発プロパガンダ」の驚くべき歴史を学びました。
ナチスが国民を洗脳するのに重要視した広告戦略「プロパガンダ」が、原発推進政策にこれほど大きな役割をしめていたことを再認識させられました。
本の最終章では、2011の震災のあと事実上中止されていた原発広告が、政府の原発推進の追い風のもと再燃しつつあることに警鐘を鳴らしています。
事実を知り、きちんとした行動に移すことの難しい現代社会について痛感する学習会でした。
※岩波新書・本間龍著「原発プロパガンダ」定価(本体820円+税)
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
●2016年度・第4回学習会が開催されました。
日時:2016年7月25日(月)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
今回のテーマは:
「クールチョイスとは何か?その課題とは」
担当講師:宮澤 信さん(学習会ワーキンググループ代表)
7月25日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で2016年度の第4回学習会が開催されました。
今回はクールチョイスとは何か?を学びました。資料に一般社団法人地球温暖化防止全国ネットがつくった「クールチョイス!省エネガイド2016」を使い、COP21のCO2削減目標の課題、省エネライフプラス自然エネルギーの普及の大切さについてなど考えました。講座終了後のフリートークで、個々の省エネライフはもちろんですが、とにかく、今は20年、30年先のCO2削減だけを検討するより、50年、100年先を見据えた根本的アクションが必要なんだと再確認できました。さらに、モノの環境負荷を考えるライフサイクルアセスメントについても少し学べた90分間でした。
※詳しくは添付レジュメpdfをご覧ください。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
●2016年度・第3回学習会が開催されました。
日時:2016年6月21日(火)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
今回のテーマは:
「電力とは何か!発電・送電の基本的仕組みと電力システム」
担当講師:宮澤 信さん(学習会ワーキンググループ代表)
6月21日(火)、松本市市民活動サポートセンター会議室で2016年度最後の第3回学習会が開催されました。
今回は電気とは何か?エネルギーとは何か?という基礎講座と、電力小売り自由化と自然エネルギーの未来へのいい関係について考える勉強会でした。
エネルギー単位の1ジュールって一体なんなのか?という私の疑問も少しは晴れた感じです。とにかく、電力の小売り自由化といってもまだまだ大手電力会社の独占状態。未来への一手は自由な発想の技術革新がキーかもしれないですね。
※詳しくは添付のレジュメpdfをご覧ください。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
●2015年度・第12回学習会が開催されました。
日時:2016年3月28日(月)19:00〜20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
今回のテーマは:
「エコハウスのウソ」後編
担当講師:平島安人さん(エネットまつもと代表)
3月28日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で2015年度最後の第12回学習会が開催されました。
今回は前回学習会に引き続き、東京大学の准教授「前真之」さんの本「エコハウスのウソ」についての解説を考えながら、夏の省エネについて学習しました。キーワードは「エアコン」「日射」「通風」「家電・照明」。何となく知っていたり分かっていたことでも、前島准教授のデータに基づいた解説で再認識できることや発見がたくさんありました。
経験や知識を活かした工夫を生活に取り入れるだけで、ずいぶん省エネルギーくらしが実現できると実感できた学習会でした。
毎回、日本一受けたい授業に負けない学習会です。ぜひ、多くのみなさんに参加いただきたいと思います。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
●2015年度・第11回学習会が開催されました。
日時:2016年2月22日(月)19:00〜20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
今回のテーマは:
1.「エコハウスのウソ」パート1
担当講師:平島安人さん(エネットまつもと代表)
2.「メガソーラーの広範囲の設置の問題」岡谷豪雨災害の教訓
担当講師:田口康夫さん(渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える水と緑の会・砂防専門部)
2月22日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第11回の学習会が開催されました。
今回は、話題の本を紹介しながらエコハウスについて考える講座とメガソーラー設置と豪雨災害の危険性について事例を検証しながら考えました。
まず最初に、東京大学の准教授「前真之」さんの本「エコハウスのウソ」についての解説を聞きながらエコハウスの常識のウソについての知識を共有しました。“その省エネ、実は増エネかも。”の本のおび見出しのように環境学者がずばずばと常識に切り込む内容はとても興味深いです。今回はパート1で次回学習会でパート2を実施予定です。
後半は、自然の中に大きな人工物をつくる危険性について、岡谷豪雨災害を例に田口さんが収集した現地写真を見ながら検証しました。現在、諏訪市霧ヶ峰近くに計画中の諏訪湖の約1/7の面積に相当するメガソーラープランについても何らかの災害に対する考慮が必要なのは明確のようです。今後の計画動向が気になるところです。
毎回、日本一受けたい授業に負けない学習会です。ぜひ、多くのみなさんに参加いただきたいと思います。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)