親子で楽しく体験&学習!頭でなく体で感じる!
体験型環境プログラム
46億年・地球の道〜未来への道を見つけよう〜in 四賀・錦織(にしごり)
◎開催概要 ※「四賀にきましょ」イベントと同時開催
●日時:
2020年11月7日(土)
・午前の部 10:00-12:00
・午後の部 13:30-15:30
●場所:四賀の里「錦織」(松本市赤怒田535-1)
●講師:NPO法人C・C・C富良野自然塾
●対象:小学生以上のどなたでも ※小学生は、保護者同伴
●服装・持ち物
歩きやすい服装・靴・帽子、雨具、水筒、マスク着用をお願いします。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、マスク着用の徹底など参加者およびスタッフの健康と安全を優先した様々な予防対策の実施、密集・密接を避けるための工夫を行って開催しました。
◎主催:四賀地区地域づくり協議会(里活プロジェクト)
◎共催:自然エネルギー信州ネット・自然エネルギーネットまつもと
◎後援:松本市
「富良野自然塾」のインストラクター小川嘉昌さんを招いて、11月7日(土)の午前と午後の2回で開催しました。
ちょっと心配な天気でしたが、雨に影響されることなく無事に実施できました。参加者は、四賀地区のご家族をはじめ中信地区の広い範囲から、多くのみなさんに参加いただきました。
受付での検温、消毒、マスクの着用等、参加者およびスタッフの健康と安全を優先した様々な感染拡大予防対策の実施、密集・密接を避けるための工夫を行って開催しました。
最初の20分ほどは、特設テントにて、直径1mの地球型バルーンを使って、地球の基本構造や人為的な原因による温暖化と環境破壊の話を実に分かりやすく、そして楽しく説明いただきました。特に、大気の層の厚みや太陽や月との距離、大切な真水の絶対量の話など、1mの地球を使うことで実体験的に体感することができました。
後半はいよいよ、地球誕生46億年の歩みを460mの道を歩きながら学習。シンプルな体験学習でしたが想像以上に、分かりやすく、小川さんの関西弁ギャグ混じりの解説が楽しく、子どもたちも興味津々「わーそうなんだ」の連続で、あっという間の460mでした。
ゴール地点、のこり10mでやっと登場の恐竜時代、残り数センチでの人類誕生。46億年かけて育まれてきた地球の多様性の大切さと、ものすごく短い時間軸で環境を破壊している人間の愚行がとてもよく理解できたプログラムでした。
小川さんが最後に、参加者のみなさんに持って帰ってもらいたいメッセージとして掲示された「地球は子孫からかりているもの(だから、子孫が困らないように、きちんとした状態で受け渡さなくてはいけない)」は、まさに、自然エネルギーネットまつもとの設立主旨でもあります。
最後は、振り返りとして、自然エネルギー信州ネットの浅川さん、平島さん(エネット代表)から、CO2を貯めている森とその土壌の大切さをパネルを使った解説を聞いた後、今日の感想と「自分たちがこの奇跡の星・地球を守るためにできること」を考えてもらい、アンケート用紙に記入してもらいました。
とにかく、午前も午後も参加したみなさんは、満足感で目を輝かせながら帰って行った印象です。
(文・写真 渡辺 勉)
世界気候アクションの日の9/25(金)夜、「気候アクションinまつもと2020」“地域で、私たちの暮らしで、今までとは違う○○を発見!”を松本市市民活動サポートセンターで開催しました。
11人の参加者が、気候危機をメインテーマに、それぞれが話題を出し合い、みんなで語り合って考えを深めたり、気づきを得るための90分でした。
エネット代表の平島さんから、世界のCO2の排出量の変動についての話題提供からスタート。石炭火力発電をストップさせることの大切さと世界的にも遅れている日本の政策について、小水力発電をもっと推進したいが課題が多い現状と自然環境との共存の大切さについて、省エネルギーのキーテーマでもある建物の断熱性能とその基準問題、上田市の市庁舎建築で取り入れられているZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の話題、松本市のエネルギー政策と再生可能エネルギー拡大の可能性について、SDGsの啓発の話題、グリーンカーテン利用でクーラーなし生活の実践の話題などなど、みなさんが日々思っていたり、取り組んでいることなどを話題に、みんなで自由に語り合いました。
結論を見つけるための語り合いではなかったですが、私たちの生活や経済活動を根本的に見直さなければいけない時期にきていることは、参加者全員の共通認識でした。だから、もっとたくさんの人に、この差し迫った課題を知ってもらい、自分ごととして認識してもらわないと、なかなか前進しないのが実状だということも強く感じました。
追伸
エネットまつもとは、松本市議会に「松本市が気候非常事態を宣言する」ことを求める決議をするように請願し、6月議会で全会一致で決議されました。
松本市のグリーンディール政策によい影響を与える宣言の発表を期待したいです。
(添付pdfが決議文です)
(文・写真 渡辺 勉)
まずは、2019年11月17日。長野駅すぐ近く、隣は東急百貨店という、こんなところでやっちゃっていいの?と思うようなロケーション、通称ぽっぽ公園でのWSです。自然エネルギー信州ネット主催の”森とつながるエネルギー「薪ストーブ&ペレットストーブ 大集合!」”イベントへの参加です。
2019年度はこの他に2回ロケットストーブのWSを開催しました。
その模様です。
(文・写真 平島安人)
9/20、世界の各地で「Global Climate Strike」が行われました。760万人が参加したこのアクションは 気候変動への根本的な取り組みを訴えるもので、今まで大人世代がしてきたこと、してこなかったことが若者から問われています。
エネットまつもとでは、9/20の気候アクションinまつもとの第2弾として、11/29再び世界中で開催されたGlobal Climate Strikeに呼応する、「気候アクションinまつもと:気候カフェ」を再び開催しました。
今回は気候変動とSDGsの専門家で地球環境戦略研究機関(IGES)上席研究員の藤野純一さんをお迎えし、「藤野さん教えて!」と題して、より深く気候変動のことを知るとと共に、参加者みんなで何が大切で、何をすべきか語り合う場となりました。
前半は、藤野さんの自己紹介と取り組み、そしてSDGsやCOPの実際現場で行われてきた貴重な話をお聞きできました。
後半は、事前に寄せられた、藤野さんへの質問への返答や参加者との意見&質疑のやりとりであっというまの2時間でした。
後半、特に北海道下川町のSDGsを指標にした地域づくりの話は、理想と現実と対話の場づくりの大切さを考えさせられました。ときに、気候変動や自治体消滅論のような大きな問題に真剣に取り組むと考えがヘビーになりがちで、人に批判的になりやすかったりするものですが、そんな時ほど多様性への寛容が大切だと感じました。
(今回もカフェの演出として宮澤夫妻がお茶とお菓子を用意してくれたおかげで、みなさんリラックスして語り合うことができました。ありがとうございます。)
(文・写真 渡辺 勉)
11/9(土)、少し寒かったですが北アルプスの槍ヶ岳もしっかり見える快晴のもと、松本市四賀地区の里山資源を中心とした交流の場、「四賀の里*錦織」のスタートイベント『誕生祭』が開催されました。
午前中は開所式典とアトラクションの「薪割り道場」「餅つき実演&餅のふるまい」「きのこ汁のふるまい」などが行われました。薪割り道場には、午後の学習会にお招きした秋田県鹿角市の「薪活グループ MAKIKORI」のみなさんもスペシャルゲストとして参加。とても楽しい薪割り体験会になりました。
エネットまつもとでも「ロケットストーブと発電鍋の実演」「モミガライトの実演販売」で参加です。ロケスト&発電鍋はみなさんかなり興味津々。参加者の多くは薪ストーブユーザーとあって、モミガライトを試してみたいという方も多かったです。
●開所式
主催:四賀地区地域づくり協議会「里活プロジェクト」
共催:自然エネルギー信州ネット 自然エネルギーネットまつもと
後援:松本市 長野県松本地域振興局
午後は松本市四賀支所に移動しての「薪を活かす、薪で生きる:MAKIMORI に学ぶ」と題した学習会。MAKIKORI(マキコリ)の黒澤 彰 会長 山本 由実 事務局長による熱のこもった講演会に続き、MAKIKORIのお二人と四賀里活プロジェクトの山岸 忍 会長そして小林 透 事務局長、松本市四賀地域づくりセンターの胡桃沢 伸一 センター長によるパネルディスカッションを行いました。全体の進行は、自然エネルギー信州ネット理事で信州大学人文学部准教授の茅野恒秀先生。積極的なディスカッションと熱い質疑応答であっという間の2時間半でした。
●学習会
主催:自然エネルギー信州ネット
共催:自然エネルギーネットまつもと 四賀地区地域づくり協議会「里活プロジェクト」
後援:松本市 長野県松本地域振興局
★MAKIMORI(マキコリ)
再生可能エネルギー自給率380%、食料自給率120%を誇る秋田県鹿角市・小坂町。そんな「永続地帯」で活動するマキコリは、会員の薪棚を潤沢に埋めることを目的とする「薪活グループ」。手入れのできなくなった山林や耕作放棄地、閉園するリンゴ園などから、支障木を伐らせてもらって薪を生産。会員は現在40名以上。「みんなでみんなの薪を集め、みんなで使う。できることを持ち寄って豊かな薪ライフを」がモットー。「薪わり道場」などのイベントを開催している。
※pdfはイベントフライヤーです。
(文・写真 渡辺 勉)